こんにちは！街の屋根やさん金沢南店です。
スレート(コロニアル)屋根が、割れたり色褪せたりなど、不具合はありませんか？

スレートとは

スレートとは、厚さ5mｍほどの薄い板の屋根材になります。
一般的な建物では、天然石ではなく化粧スレートと呼ばれるセメントで加工された屋根材です。

上の写真の屋根材は「コロニアル」「カラーベスト」「スレート」...と呼ばれています。

「カラーベスト」とは、ケイミュー社が製造しているスレートのシリーズ名称

「コロニアル」とは、ケイミュー社が製造しているスレートの製品の名称

つまり、「コロニアル」「カラーベスト」と呼ばれている屋根材は全て「スレート」なのです。

スレート屋根の中でも、たくさんシェアされているのが「コロニアル」なので、「コロニアル」＝「スレート」と呼ぶ方も多いです。

今回はのブログでは、「スレート」と表記してご紹介していきます

スレート屋根で起こる不具合

ヒビ割れや欠け

寒い冬の時期に凍害が発生することがあります。
屋根材に吸収された水が凍結すると誇張し、溶けると吸収します。誇張と吸収を繰り返すことにより屋根が徐々に傷んでいき、亀裂や割れにつながります。

色褪せ・コケ

セメントが原料の化粧スレートの屋根材は、スレートの表面に施された塗装が紫外線や雨風を浴び続けることで徐々に劣化して色褪せていきます。
色褪せると防水機能が低下し、スレート自体に雨水が吸収するようになります。するとスレート自体が傷んでしまい、苔が生えたり割れやすくなったりします。

釘の浮きや棟の損傷

スレート屋根はスレートを釘を使い固定しています。その釘はスレートの下にある屋根の下地材まで貫通させて固定しているため、釘穴から雨水が入り込み、雨漏りを引き起こす原因にもなります。

縁切リ不足

スレート屋根のメンテナンスで塗装を行う際、「縁切り」という作業があります。
塗装した際、塗料でスレート同士がくっついてしまった部分を、手作業で切って隙間をあけていく作業です。

スレート同士がくっついたままになっていると、スレートの継ぎ目からスレートの裏側へ浸入した雨水は、排水されずに溜まってしまいます。排出されずに溜まった水が釘穴から防水シート、野地合板へと浸入し、雨漏りを引き起こす原因となります。

棟板金の浮きや剝がれ

棟板金は、屋根の頂上や隅に設置されている角を覆う板金です。
これを固定する釘が、板金の伸縮や劣化によるサビ・土台の貫木の腐食によって浮いたりして、棟板金が剝がれたりしてきます。雨漏り被害だけにおさまらず、強風が吹くと飛来し二次災害を招く恐れもあります。

スレート屋根の補修

補修

割れている箇所にシーリングを塗ったり、棟板金部分を補修する方法などがありますが、屋根全体に割れや亀裂がある場合は、全面的なリフォームをおススメします。

カバー工法

屋根のカバー工法とは、今ある屋根を剥がさず残したまま、上から新しい屋根材を施工する方法なります。「重ね葺き」とも呼ばれています。

 

手順

1　既存の棟板金を撤去する
2　既存の屋根の上にルーフィング（防水シート）を張る
　（既存の屋根の上に野地板、その上からルーフィングを張るケースもあります）
3　ルーフィングの上に新しい屋根材を設置する
4　貫板・棟板金を設置する
5　仕上げ、施工完了


カバー工法の施工事例
👉七尾市にて、割れていたり浮いているコロニアル屋根（スレート屋根）をセネター屋根へ、カバー工事を行いました

葺き替え

屋根の葺き替え（ふきかえ）工事とは、屋根全面を新しくリフォームする工事になります！
現在の屋根を全て撤去し、新しい屋根材に交換します。

手順

1　既存の屋根を撤去する
2　屋根下地（野地板とルーフィング（防水紙））の調整
3　ルーフィングの上に新しい屋根材を設置する
4　仕上げ・施工完了

不具合をそのままにしておくと・・

スレート屋根の割れをそのままにしておくと、雨漏りを引き起こす可能性があります。また、割れたスレートが屋根から落ちたり飛んだりする危険性もあります。
スレートや屋根の色褪せや割れ・欠けなどが見られる場合には、早急にメンテナンスしましょう！

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