金沢市の皆様へ 瓦屋根のズレている棟瓦の修理のご依頼【現場調査】
2025.01.30
こんにちは！街の屋根やさん金沢南店です。お客様より、瓦がズレているので修理してほしいとのご依頼をいただき、現場調査にお伺いしました。 現場調査 １階部分の瓦屋根の棟瓦がズレています。お客様に許可をいただき、屋根に上がって確認させていただきました。 ズレている棟瓦の冠瓦(棟瓦の一番…
野々市市のみなさまへ！瓦屋根に白いものが落ちているのはなぜ？？「漆喰」が崩れています！
その白いもの、正体は「漆喰（しっくい）」です！
瓦屋根の「漆喰」が劣化している・剥がれている場合のメンテナンス・工事をご紹介します！
棟瓦の隙間に白い部分が見えています。↑↑
その白い部分が「漆喰」（しっくい）です。
地震の影響もあり、棟瓦の崩れている、歪んでいる、棟瓦の漆喰が崩れている などのお問い合わせをたくさんいただいています。
漆喰が崩れていたり、劣化している状態であればメンテナンスが必要です！！
綺麗に、丁寧に漆喰を塗っていきます。
まずは強化棟金具を屋根の下地部分に取り付けていきます。
シルガードで面戸瓦を固定し、更に上からシルガードを詰めていきます。
シルガードとは
瓦のすき間部分に白くなっている部分があるのをご存じでしょうか？その部分が漆喰になるのですが、
シルガード（漆喰南蛮）は通常の漆喰とは違い、シリコンや防水剤が入っているため防水性に優れています。
葺き土の代わりとして使用することができます。
「強化棟金具」の上に芯木を乗せて固定します。
「冠瓦」はゴムパッキン付のビスで止めて固定しました。
「強化棟」と呼ばれる金具を屋根の下地部分に取り付けるところまでは、シルガード・漆喰を使用した棟瓦取り直し（積み直し）工事と同じです。
こちらではシルガードは詰めず、強化棟金具の上に芯木を設置します。
ハイロールは、瓦の凹凸面にもしっかり密着させます。
乾式工法と呼ばれる施工法使用するハイロール
通常の棟瓦は葺き土・シルガード（漆喰南蛮）・漆喰などを使用する湿式工法と呼ばれる工法で施工されているのですが、乾式工法は葺き土・シルガード（漆喰南蛮）・漆喰などを使用しない、新しい施工方になります。
角材の上からハイロール（面戸シート）を張り、瓦の凹凸面にもしっかり密着させます。
ハイロール（面戸シート）は耐久性・防水性にも優れており、葺き土・シルガード（漆喰南蛮）・漆喰などを使用しないことで棟瓦の軽量化することができます！
漆喰・シルガードを使わないことで漆喰が剥がれてくる心配もなく、
棟瓦を軽量化！
シルガード（漆喰南蛮）などを詰めた重さと、ハイロールの重さを比較すると、シルガードのほうが圧倒的に軽いです。
棟瓦の施工にハイロールを使用すると、棟瓦が軽量化されます。
棟瓦を軽量化することにより、屋根の重みで建物にかかる負担も軽減され、建物の耐震性を向上させます。
和瓦の多くは、のし瓦を数段積み重ねてります。上の写真はのし瓦が３段ありましたが、
のし瓦は撤去し、洋瓦のように一番上の冠瓦のみ設置することで、棟瓦が崩れるのを防止することが可能です。
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